Netflix コン・ユ、ソ・ヒョンジン主演の韓国ドラマ「トランク」のあらすじ・原作・キャスト・OSTまでまとめ。各話ネタバレもあり。

期間制の結婚仲介会社NMで次長して働くノ・インジ(ソ・ヒョンジン)。

インジの仕事は男女をマッチングさせるのではなく、彼女自身が結婚するという極秘の業務です。

4人目との結婚を終えたインジは、音楽プロデューサーであるハン・ジョンウォン(コン・ユ)と1年間の結婚をします。

イ・ソヨンと離婚したハン・ジョンウォンは、ソヨンがいない孤独と幼少期のトラウマに悩まされていました。

元妻ソヨン(チョン・ユンハ)のことを愛し、やり直すことを懇願するも、ソヨンに「罰」だと言われればジョンウォンは従うしかありません。

強引に始まった結婚生活にジョンウォンは反発しますが、インジは気丈に振る舞います。

インジにはもうひとつ通う家がありました。5年前に失踪した恋人と住んでいた部屋です。

また、インジはオム・テソン(キム・ドンウォン)というストーカーに悩まされていました。

(冒頭とエンディングに、ジョンウォンが事情聴取を受けるシーンが。湖畔に打ち上がったトランクの持ち主を探しているようです。)

父親も自身も音楽プロデューサーとしてお金持ちのジョンウォン。
元妻に高額な宝飾品を送ったり、「車買ってやろうか」と言ったり、とにかくお金持ってるイケおじぶりが見れます。
しかし、睡眠薬や安定剤を服薬するなどいつも不安そうで、元妻への依存が強く心配になるほどのやさぐれっぷりです。
一方、そんなジョンウォンを見てほくそ笑みながら、現夫とベッドインするソヨン。

落下したシャンデリアからジョンウォン(コン・ユ)を身を挺して庇ったことにより、インジ(ソ・ヒョンジン)は腕を怪我してしまいました。

移動中の車内で、インジはNMで働く前の過去を回想します。

インジの本来の婚約者は、結婚を目前に姿を消したのでした。それが彼女にとっての孤独でありトラウマであり、NM

で働き始めた理由でした。

自分のせいで怪我をしたことから、インジに対して申し訳なさや気まずさを感じるジョンウォンですが、徐々にインジに心を開いていきます。

トラウマや不眠の原因となった幼少時のことを、インジに話すほどに。

ジョンウォンの父親は現在病院で寝たきりの状態ですが、もとはDV夫で、自宅にある大きなシャンデリアに監視カメラを設置するなど、母親を追い詰めていました。

一方、ジョンウォンの変化を敏感に察知した元妻ソヨン(チョン・ユンハ)は、インジを警戒し始めるのでした。

元妻ソヨンは自分に依存し過ぎるジョンウォンを一時的に引き離すために、インジと結婚をさせたのだと思っていましたが、どうやらそうではない様子。むしろジョンウォンを繋ぎ止めたい、試したい、愛されていると実感したいというような印象です。ジョンウォンに服薬を勧めているのもソヨンのよう。

インジ(ソ・ヒョンジン)に心を開き始めたジョンウォン(コン・ユ)と、それが面白くない元妻ソヨン(チョン・ユンハ)。

睡眠薬なしで眠れたというジョンウォンに焦りや不安を感じている様子。

ソヨンは過去にジョンウォンの子を妊娠しており、交通事故により流産をしているよう。わざとエコー写真が写った写真を送り付けるたり、薬を渡すなど、ジョンウォンに揺さぶりをかけます。

そんな中、ジョンウォンの自宅のシャンデリアの新調について話すことを口実に、2つの夫婦は食事をすることに。

現妻であるかのように振る舞うソヨンと、挑発的なソヨンの現夫にインジも言い返すのでした。

(この回の後半では、湖畔で死体が見つかるシーンや、インジの周辺人物が事情聴取を受けるシーンが)

元妻ソヨンが画策して色々動いています。
さらに、ソヨンの夫ジオも実はNM社員のよう。回想の様子からジオにも何かありそうです。

距離を縮めていくインジ(ソ・ヒョンジン)とジョンウォン(コン・ユ)。

キスを交わし、待ち合わせをしてデートにも行き、あれほど依存していた元妻ソヨン(チョン・ユンハ)や薬よりもインジが恋しくなります。

そんなジョンウォンの変化に苛立ち、荒れていくソヨン。

実はジョンウォンの自宅の新しいシャンデリアに監視カメラを仕込んでいます。

インジに対しても感情を隠しきれなくなってきており、ジョンウォンの結婚相手にインジを指名したのは自分だと話します。インジと面識があったこと、契約結婚は元妻の依頼であることは知っていましたが、指名されたことはインジは知らなかったのです。

(そんな中、警察署内では死体の身元が判明します。死体はインジにストーカーをしていた男、オム・テソン(キム・ジョンウォン)でした。)

インジはオム・テソンに怯え、インジの親友はオム・テソンを探していたはず。第3話？でもオム・テソンは登場していたはずなので、誰かがなりすましているのか。それとも、筆者の中で時系列が混乱しているのか…。

ソヨンの本性が本格的に見え始めた回。支配欲や他者への依存性、歪な人間性はジョンウォンの父親を彷彿させます。ジョンウォンに薬を与えたのもソヨンのようですし。

ジョンウォンは非常に純粋な人です。インジに対する感情や戸惑いもシンプルな言葉で伝えます。ホラー映画に怯える場面もあり、グッとくる女性視聴者が多そう。

オム・テソン(キム・ジョンウォン)の存在を知り、ジョンウォン(コン・ユ)はインジ(ソ・ヒョンジン)の力になろうとしますが、インジは断ります。

また、ドハの自宅の金魚が毎晩死ぬなど、不審なことが起こります。

一方、オム・テソンはソヨンに接触し、調子に乗るなと忠告。

動揺したソヨンは病院に運ばれ、治療中であった卵巣を摘出します。お見舞いに来たジョンウォンに感情的になるソヨン。一度流産をしているソヨンですが、それがソヨンにとってもジョンウォンにとっても心の傷となっているようですが…。

そんな中、入院中だったジョンウォンの父が亡くなります。

ソヨンは喪主の妻として葬儀に出席し、ジョンウォンを洗脳しようとするかのように妻に相応しいのは自分だと言い含めます。

しかし、インジはソヨンに忠告し、ジョンウォンから引き離すのでした。

この回では、5年前インジの前から姿を消した元婚約者についても明かされました。

インジの元婚約者ソ・ドハはバイセクシャルでした。インジも承知の上でしたが、インジの母親により世間に暴露され、結婚を目前に蒸発してしまったのです。(オム・テソンも加担しています)

またもやジョンウォンに薬を勧めるソヨンです。契約結婚をさせていながら、妻にふさわしいのは自分だと洗脳しようとします。
それとは対照的に、ジョンウォンを守る盾となり、どんどん妻らしくなるインジ。ジョンウォンとインジの仲睦まじい様子が素敵です。

インジ(ソ・ヒョンジン)とジョンウォン(コン・ユ)、また自身の夫ジオ(チョ・イゴン)に離婚を要求してきたソヨン(チョン・ユンハ)。

ソヨン以外の3人は前向きではなく、それぞれと言い合いになります。

そんな中、ドハの自宅周辺には不審人物が現れるように。

ドハの自宅にカメラを設置すると、そこには男性の姿が。

さらに、インジはジョンウォンの自宅に設置された監視カメラの存在も知ります。

インジはソヨンのもとへ。離婚のこと、ジョンウォンに与えた薬のこと、監視カメラのことで揉み合いに。

一方、オム・テソンの行動もエスカレートしていきます。ジョンウォンに、インジとドハのことを話したり、ソヨンを脅したりなど。

(オム・テソンの周辺人物への事情聴取をするシーンが。時系列が掴みにくいです。)

インジとソヨンが揉み合いになるシーンは凄いです。壁も足元も透け透けの工事用エレベーター内で、女同士が揉み合い、殴ったり殴られたり、エレベーターが緊急停止したり。ソヨンの泣き叫ぶ演技も素晴らしい。
回を重ねるごとに、インジとジョンウォンの仲睦まじいシーンも増えていきます。大人のラブロマンスって感じですね。

数年前に親友を亡くしているインジ。実は納骨式で、母親を亡くしたジョンウォンと会っていました。

あまり理解できなかったですが、ソヨンがインジを配偶者として選んだきっかけでもあったようです。

シーンは変わり、ドハの自宅に向かったインジは、マンションの廊下や室内に残る血の跡を見つけます。

後日、オム・テソンに会った時、オム・テソンがドハと揉み合いになった末、ドハに太ももを刺されたことをインジは知ります。

ドハが生きていることを知ったインジ(ソ・ヒョンジン)はついにドハと会うことに。

5年ぶりに再会したインジに「君と出会ったことが間違いだった」とドハ。

インジも「5年前にきちんと終わりを告げるべきだったでしょう？」と本心をぶつけます。

5年の歳月を経て、やっと、インジとドハは終わりを迎えることができたのでした。

そんななか、オム・テソンの言動はエスカレートしていきます。インジの周りをうろつくだけでなく、インジを脅したり、無関係な人間を殺害したり。

ジョンウォンの身の危険を感じるようになったインジは、ジョンウォンとの離婚を承諾し、NMを退職することを決めるのでした。

ドハ生きてたんですね。ミステリーというジャンルであることや、5年も前に失踪したことから、すでに亡くなっていると思っていましたが…。再会してすぐ「すべて君のせいだ、君が欲を出したのがいけなかった」発言はいかがなものかと。

オム・テソンの奇行がやばいです。
太ももを刺されたので薬局に向かったわけですが、ズボンをバッとおろして「薬くれ！」はやめてほしい。

ソヨン(チョン・ユンハ)が監視カメラを設置していることを知ったジョンウォン(コン・ユ)は、ソヨンに別れを切り出します。

数年前、妊娠を望んでいなかったソヨンは自ら道路に飛び出し事故に遭っていました。ソヨンは緊急搬送され、先に子供を助けるようジョンウォンは医師に伝えましたが、ソヨンはそれを聞いていたのです。

ジョンウォンに「罰」を与えていたのはこれが理由だったのだと思います。また、愛情を確かめるためだったかなと。

ジョンウォンは事故でないことを気付いていたのですが。

それがこの夫婦がダメになった原因であり、契約結婚の始まりだったようです。

インジ(ソ・ヒョンジン)は精神的に参ってしまったジョンウォンを連れて旅行に行きます。

ジョンウォンはインジに想いを伝えますが、インジはジョンウォンに別れを告げて姿を消すのでした。

一方、オム・テソンはジョンウォンの自宅からインジの私物と思われるトランクを持ち出します。トランクの中にはこれまでの婚姻誓約書やNMに関する機密情報が入っていました。

オム・テソンはトランクの中身を自分に差し出すか、ジョンウォンの殺害か、インジに要求します。

インジはすべてを終わらせるため、オム・テソンと2人きりで会うことに。

しかし、トランクはインジのものではなかったので開錠できず、インジの予想外の反撃に動揺したオム・テソンは逃亡しますが…。

後日、トランクとともにオム・テソンの死体が見つかります。

オム・テソンを殺したのは誰か。

オム・テソンを殺したのは、ソヨンの夫ジオでした。ジオはNMの社員であり、実はインジの護衛もしていました。NM社長の命令により、ジオはオム・テソンを殺害したのです。

そして、トランクの中身。湖畔に打ち上がったトランクはソヨンのもので、中身はベビー服でした。

ジオは警察に捕まり、離婚するはずだったソヨンはジオとの契約更新をすることに。ジョンウォンとは円満に別れます。

一方、インジとジョンウォンもやはり別れることに。「偶然に2回会ったらその時は一緒にいよう」と約束をして。

そして、数ヶ月後。1回目の再会を果たしたインジとジョンウォン。

「1回目の偶然ですね」「あともう1回ですね」と微笑み合うのでした。

時系列が複雑だなと思いました。それによりミステリー感が増している気がします。物語の大半は「4人の契約結婚を始まりから終わりまで」「オム・テソンが死ぬまで」を描いていますが、一方で「湖畔で打ち上がったオム・テソンを殺した犯人とトランクの持ち主を見つける」ため事情聴取をするシーンが度々描かれています。終盤で時系列が一致します。